芳香蒸留水(ハーブウォーター)の種類と効能

ハーブウォーターの効能 アロマの基礎知識
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ほのか先生
ほのか先生
潜在意識アロマ®開発者 森江帆乃香(Honoka Morie)です。

こちらの記事では、

芳香蒸留水(ハーブウォーター)の種類と効能

について、具体的にお伝えしていきます。

芳香蒸留水(ハーブウォーター)とは?

芳香蒸留水(ハーブウォーター)とは、精油(エッセンシャルオイル)を水蒸気蒸留で抽出する際に作られる副産物になります。

▼水蒸気蒸留法に関してはこちらから▼

芳香蒸留水は主に、

  • 化粧水
  • 入浴時
  • 髪(ねぐせ直し)
  • うがい用
  • 掃除

などに使用することができ、個人的にもとても大好きなものになります。

芳香蒸留水(ハーブウォーター)を使ったレシピなどもありますので、ぜひ参考にしてみてください。

ほのか先生
ほのか先生

今日は、私のイチオシの芳香蒸留水(ハーブウォーター)をご紹介していきます!

芳香蒸留水(ハーブウォーター)の種類と効能

芳香蒸留水(ハーブウォーター)の種類と効能についてご紹介していきます。

1. ローズウォーター

ローズウォーターは、甘みがあり、華やかで気品のある香り。

<組成成分>

リナロール・ゲラニオール・シトロネロール・フェニルエチルアルコールなど含有。

<効能>

ストレスを和らげたり、ホルモンバランスを整えてくれる効果も期待できます。お肌の水分量や皮脂分泌を整えてくれるため、乾燥肌や疲れた肌にも効果的です。

ほのか先生
ほのか先生

ローズウォーターは香りもとても良く、私のお気に入り!そのまま化粧水として使用したり、スチームや湿布にして使うのもオススメです。

2. ネロリウォーター

ネロリウォーターは、甘美で柔らかく、グリーンな香り。

<組成成分>

リナロール、α-テルピネオール、フェニルエチルアルコール、メチルアンスラニレート、2-メチル-6-ヘプテノール、ベンチルニトリル、6-メチル-オキシラニル-5-ヘプテン-2-オール、アセトイン、テルピネン-4-オールなど含有。

<効能>

ネロリウォーターは、中枢神経を鎮静する効果があるため、ストレスを感じていたり、イライラしてしまいがちな時に使用することで、心に落ち着きを取り戻すことができます。

その他、収斂作用があるため、脂性肌やお肌の引き締めに効果的です。

ほのか先生
ほのか先生

ネロリウォーターは胆汁の分泌を促進する効果があるため、食べ過ぎによって胸焼けを起こしてしまった時などにこの香りを嗅ぐことで、緩和されていきます。

3. カモミールローマンウォーター

カモミールウォーターは、ほのかなリンゴのような甘い香りと自然の香りが特徴です。

<組成成分>

ヒノカルベオール、アンゲリカ酸誘導体、2-メチル−1プタノール、ピノカルボン、アンゲリカ酸イソブチル、イソアミルアルコール、イソブチルアンゲレート、ミルテノール、イソ酪酸イソブチル、アンゲリカ酸メタリル、アンゲリカ酸エチル、アンゲリカ酸イソアミルなど含有。

<効能>

鎮静作用に優れ、不安や緊張からくる心の不安を解消してくれます。

神経系への作用が期待できるのでストレスやうつ、不眠などにも効果が期待できます。

ほのか先生
ほのか先生

カモミールローマンウォーターは「キク科」の植物から蒸留した水のため、キク科アレルギーの方は注意して使用するようにしてください。

4. ラベンダーウォーター

ラベンダーウォーターは、優しく落ち着いた香り。

<組成成分>

リナロール、α-テルピネオール、クマリン、テルピネン-4-オール、ポルネオール、ゲラニオール、2-エチリデン-6-メチル-3、5-ヘプタジエナール、リナロールオキシド、1,8シネオール、クミンアルコールなど含有。

<効能>

ラベンダーウォーターはお肌のタイプを気にすることなく使用できるのが特徴で、スキンケアにとてもオススメです。日焼け後のケアに使ったり、虫刺され、かゆみの軽減にも効果的です。

神経系に働きかけるため、安眠効果なども期待できます。

ほのか先生
ほのか先生

ラベンダーウォーターには禁忌がないことが特徴のため、どんな方でも安心して使用していただけます♪

5. ペパーミントウォーター

ペパーミントウォーターは、スッと鼻に向けるような爽快感があるクールな香り。

<組成成分>

メントール、メントン、1,8シネオール、イソメントン、プレゴン、テルピネン-4-オール、ピペリトン、α-テルピネオールなど含有。

<効能>

ペパーミントウォーターは歯磨き粉の香りとして広く使用されていますが、爽やかで爽快感のある香りは、集中力を高めたり、乗り物酔いや吐き気の改善などにも効果的です。

冷却効果もあるため、運動後の肌や筋肉の火照りを鎮めるのにも使っていただけます。

ほのか先生
ほのか先生

ペパーミントウォーターはお肌に塗布するとひんやりと感じられて気持ちがいいのですが、お肌の弱い方やお子様には刺激が強いと感じられるかもしれませんので、注意して使用するようにしましょう。

6. ゆずウォーター

ゆずウォーターは、爽やかで甘みのある、ゆずの香り。

<組成成分>

リナロール、α-テルピネオール、チモール、テルピネン-4-オール、ゲラニオールなど含有。

<効能>

お風呂の香りとして多いゆずの香りは、リラックス効果があり、心身の疲労回復に役立ちます。

また、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用があり、感染症の予防や改善に効果があるとされています。

ほのか先生
ほのか先生

ゆずウォーターは、お肌が弱い方や敏感な方には刺激が強いと感じることもあるかもしれません。

7. ティートゥリーウォーター

ティートゥリーウォーターは清潔感のある独特で爽やかな香り。

<組成成分>

テルピネン-4-オール、α-テルピネオール、1,8シネオールなど含有。

<効能>

ティートゥリーウォーターは、抗菌、抗真菌、抗ウイルス作用があるため、感染症の予防や改善、切り傷、すり傷などの洗浄や、お掃除などにも使用できます。

ほのか先生
ほのか先生

ティートゥリーウォーターは免疫調整作用があるため、就寝前のお部屋にサッとスプレーすることで、感染症の予防になったり、抗菌作用があるので、窓や、テーブルなどを拭く際にも使用できます♪

8. ローズマリーウォーター

ローズマリーウォーターは、草原のようなスッキリと爽やかな香り。

<組成成分>

ベルベノン、カンファー、1,8-シネオール、ボルネオール、α-テルピネオール、テルピネン-4-オール、リナロールなど含有。

<効能>

ローズマリーウォーターは血行促進などの効果がありますので、スキンケアに使うことでお肌を引き締めてくれたり、吹き出物の予防などにも効果的です。

髪や頭皮に吹きかけることで抜け毛やフケなどを抑制するとも言われています。

ほのか先生
ほのか先生

ローズマリーウォーターは集中したい時などにもとてもオススメで、気持ちを切り替えてくれる効果も期待できます♪

芳香蒸留水(ハーブウォーター)の主な使用方法

芳香蒸留水(ハーブウォーター)の使用方法としては、冒頭でも少しお伝えしたように、

  1. お風呂に入れる
  2. 化粧水
  3. 寝ぐせ直し
  4. うがい
  5. 掃除

などに使っていただけます。

ゆかさん
ゆかさん

顔にも、髪にも使えるんですねー!!

ほのか先生
ほのか先生

そうなんです♪その他にもティトゥリーウォーターは、タオルにシュッシュと吹きかけて、ウェットシートのように濡らしたあと掃除でも使えますよ!

朝の寝ぐせにサッとスプレーすると、髪が柔らかくなったり、抗菌作用のあるハーブウォーターを使用すると、汗をかいても匂いが軽減できるなどの効果も期待できます。

スキンケアとしても使っていただけるので、

  • 乾燥肌にはローズウォーター
  • 脂性肌にはペパーミントウォーター

など、ご自身の肌質によって使い分けするのもいいかもしれません。

ほのか先生
ほのか先生

ハーブウォータだけでは保湿が、、と気になる方は、オイルを混ぜることで自分専用の化粧水なども作っていただけますよ♪

まとめ

芳香蒸留水(ハーブウォーター)の中には0.0006~0.55%の精油が溶け込んでいます。

禁忌事項も少ないので、アロマ初心者の方は精油よりも安心して使える点が魅力!浸透力にも優れているので、スキンケアやヘアケアにとてもオススメです。

ほのか先生
ほのか先生

芳香蒸留水(ハーブウォーター)を選ぶ際は、「防腐剤」や「アルコール」などが入っていないものを選ぶようにしてくださいね!

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