アロマセラピーの歴史|古代から伝わる香りと文化

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ほのか先生
ほのか先生
潜在意識アロマ®開発者 森江帆乃香(Honoka Morie)です。

こちらの記事では、

アロマテラピーの歴史|古代から伝わる香りと文化

について、具体的にお伝えしていきます。

香りの歴史は約5,000年以上昔の古代エジプトまでさかのぼり、古来より香りは「神への捧げもの」として人々から愛されてきました。

ゆかさん
ゆかさん

えっ!!そんなに昔から香りの文化があったのですか!!?

ほのか先生
ほのか先生

そうなんです。香りは日常生活に欠かせないアイテムとして親しまれてきたんです♪

そんな香りの歴史の一部をご紹介していきます。

古代エジプト

紀元前3000年頃。

古代エジプトでは、香りは神への捧げもの、神と人々の心をつなげるというツールとして非常に重要な役割を担っていました。

使用されてきた代表的な例としては以下の通りです。

  • 悪魔払い(魔除け)
  • 皮膚を守るための軟膏
  • 病気や怪我の治療
  • 身だしなみ

エジプトでは1日3回神への祈りが行われており、その際には、日の出〜日没までの時間帯に合わせて

  • フランキンセンス(乳香)
  • ミルラ(没薬)
  • キフィ

などを焚くという習慣があったそうです。

ミイラ作りにも香りを活用

古代エジプトといえば「ミイラ」などを連想される方も多いのではないでしょうか?

エジプトでは人々は死者の魂がミイラに宿ることで再生・復活すると考えられていたため、死者の肉体を保存するということは来世での生活に欠かせないものでした。

実はそんな「ミイラ」を作る工程に芳香成分を含んだ植物が使われているんです。

ゆかさん
ゆかさん

え!!ミイラを作るときに香りの成分を使うんですか??

ほのか先生
ほのか先生

そうなんです。ミイラを作る工程の中に殺菌作用を含んだシダーウッドなどを活用して、殺菌保存し、神から来世へ行くために香りを使って身を清めていたとも言われています。

ミイラ作りには「シダーウッド」だけでなく、防腐剤として「フランキンセンス」や「ミルラ」なども利用されています。

その他にも、強い日差し(紫外線)から目や肌を守るために、エジプトの女性はさまざまな植物から軟膏や香油を作っていたと言われています。

ほのか先生
ほのか先生

目を守るために、フランキンセンスの粉末をアイラインのように描いていたそうですよ!

ゆかさん
ゆかさん

へ〜〜!昔の人も植物のパワーを知ってたからこそ長年愛され続けてきてるんですね! 

中世ヨーロッパ

香りの文化が急成長したのが中世ヨーロッパ時代。

アラブ人のアヴィケンナ(イブン=シーナ)は、卑金属(金以外の金属)から金を作るという錬金術の過程の一部で、バラ水を用いていたところ、バラから精油とバラ水が採れることを発見しました。

ほのか先生
ほのか先生

これがのちに「水蒸気蒸留法」となります。

発見された「バラ水」は十字軍と言われる騎士によってヨーロッパ中に広められ、非常に人気となり、芳香剤が生産されるようになったそうです。

若返りの水「ハンガリーウォーター」

16世紀頃には、「若返りの水」として有名なハンガリー王妃の水 (ハンガリーウォーター) が作られました。

ハンガリーウォーターは、

  • ローズマリーの花
  • セージ
  • バラ
  • ラベンダー

などを含み、アルコールで蒸留したものです。

当時70歳だったハンガリー王妃エリザベート1世は、献上されたハンガリーウォーターを毎日のように「お風呂」や「洗顔」などに使った結果、痛風が治り、肌が若返ったそうです。

そしてその後、隣国のポーランド国王からプロポーズされるほど美しくなったという伝説が残っています。

ゆかさん
ゆかさん

70歳で求婚されるってすごいですね!!私も使ってみたい!!

ほのか先生
ほのか先生

ハンガリーウォーターは「若返りの媚薬」と言われるくらい有名なんですよ♪

この頃はハーブウォーターだけでなく、「匂い玉」と呼ばれる、芳香性物質を通気性の良い袋や箱に入れたものを、衣類やリネンに香りを付けるのに使ったり、感染症の予防として持ち歩かれたりしました。

実際に、女王への新年の贈り物リストには、匂い玉もいくつか載っていたといいます。

近世〜現代

この頃に「アロマセラピー」という言葉が誕生しました。

1920年代、フランスの化学者ルネ=モーリス・ガットフォセは、 研究中にヤケドを負い、とっさに近くにあったラベンダーの精油に手をひたしたそうです。

すると、火傷がみるみる治り、跡形も残らなかったことにとても驚いた!という話があります。

ゆかさん
ゆかさん

この偶然があったことで「ラベンダー」の精油の効果がわかったんですね!!

ほのか先生
ほのか先生

そうなんです。モーリス・ガットフォセは、この出来事がきっかけとなって精油の研究に夢中になった結果「アロマセラピー(芳香療法)」という言葉を作ったのですよ♪

この頃日本では、明治時代に西洋から

  • 石鹸
  • 香水
  • 薬酒

などが輸入され、どんどん香りの文化が広まっていきました。

それに伴って、日本でも精油を得る目的でハッカやラベンダーの栽培が始まったそうです。

ほのか先生
ほのか先生

その後、アロマセラピーが広く日本にも浸透してきたのが1985年頃。実は日本にアロマセラピーが紹介されてからそんなに長い年月が経っているわけではないんです。 

ゆかさん
ゆかさん

こんなに「香り」に長い歴史があるなんて知りませんでした!ストレス社会の現代では、きっと「健康」「美容」「癒し」というニーズと共にアロマセラピーもまたさらに広まっていきそうですね♪

まとめ

今、「アロマセラピー」は補完医療としてとても人気があり、効果的なものの一つです。

また一つアロマの魅力に気づいていただけたら嬉しいです^^

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