精油をブレンドする方法と流れ(各精油のブレンドファクター一覧)【初級編】

精油をブレンドする方法と流れ アロマの使い方
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こんにちは!

森江帆乃香
ほのか先生

潜在意識アロマ®開発者 森江帆乃香(Honoka Morie)です。

こちらの記事では

  • 精油をブレンドする方法と流れ

について、わかりやすく解説していきます。

ブレンドとは?

ブレンドというのは、精油を数種類、混ぜて使用することをいいます。

森江帆乃香
ほのか先生

精油を何種類かブレンドすることで香りの相乗効果を生み出してくれるんですよ♪

さまざまな香りの精油を自分の

  • 目的
  • 好みの香り

で作るのですが、同じ精油を使っても滴数などが変わればまた違った香りになるため、できあがった香りは人それぞれ異ったものになります。

ただし、ブレンドをする際に気をつけておかなければいけないこともあります。それが

精油のブレンド比率

です。

精油のブレンド比率

精油によっては、刺激や香りが少ないもの〜強いものまであるため、

  • Aの精油は刺激や香りが強いから少なめに!
  • Bの精油は刺激や香りが少ないので多めでもOK!

というように、

  • 「香りの強さ」
  • 「皮膚への刺激」
  • 「毒性に対する安全性」

などを考慮して精油を選ばなければいけません。

生徒
ゆかさん

う〜〜ん。なんだか難しそうです。。

森江帆乃香
ほのか先生

実は「精油別」に数値が決まっているので、それを見ながら自分の好みで調整していくだけで大丈夫ですよ♪

目的に合わせて精油を何種類か選んだ後、これらの精油をどのような比率でブレンドするかの目安を示したものを「ブレンドファクター(B・F)」といいます。

経験的に定められた値で、数字の1~7の値で表したものです。
数が小さいほど個性が強いので、少ない比率で使うことがポイントになります。

各精油のブレンドファクター(B・F)

ブレンドファクター数値別の精油をまとめました。

森江帆乃香
ほのか先生

精油のメーカーによって異なりますので、下記は1つの目安とお考え下さい。

ここで間違えてはいけないことが以下の通りです。

数値が低いもの(刺激強い・香り強い)
数値が高いもの(刺激少ない・香り弱い)
高いものが刺激も高い!と思いがちですが、反対なので間違えないようにしましょう。
 
<B・Fの数値1〜2>(刺激高い)
  • ペパーミント
  • レモングラス
  • ローズマリー・シネオール
  • ローズマリー・ベルベノン
  • ネロリ
  • ベンゾイン
  • ミルラ
  • ヘリクリサム
  • メリッサ
  • ヤロウ
  • ユーカリシトリオドラ
  • ユーカリラディアタ
  • カモミールローマン
  • カモミールジャーマン
  • カルモダン
  • クローブ
  • コリアンダー
  • シナモン
  • ジンジャー
  • ジャスミン
  • ブラックペッパー

<B・Fの数値3〜5>

  • オレンジ・スイート
  • オレンジ・ビター
  • ティトゥリー
  • クラリセージ
  • グレープフルーツ
  • ベルガモット
  • マンダリン
  • レモン
  • ライム
  • ゼラニウム
  • フランキンセンス
  • パルマローザ
  • マージョラム
  • サイプレス
  • ローズ・オットー
  • ローズ・アブゾリュート
  • シダーウッド
  • ジュニパー
  • バジル
  • プチグレン

<B・Fの数値6〜7>(刺激少ない)

  • ラベンダーアングスティフォリア
  • ローズウッド

アロマクラフト別の精油の滴数

各種クラフト別の滴数をお伝えします。

精油滴数

上記の滴数は最大濃度のため、肌の弱い方は薄めで使用するようにしましょう。

精油の滴数の出し方と手順

実際にクラフトをする際の精油の滴数の出し方をお伝えしていきます。

ブレンドする際の流れがこちらです↓

  1. 目的を決める
  2. 作るものを決める
  3. 使用する時間帯を考える
  4. 使いたい精油を選ぶ
  5. 香りのバランスを決める
  6. ブレンド比率を決める

例えば、寝る前に使うボディ用のトリートメントオイルを作るとします。

生徒
ゆかさん

私は敏感肌なので、刺激が少ない滴数にしよう♪

例えば使いたい精油を

  • ラベンダーアングスティフォリア(BFは6〜7)
  • オレンジ・スイート(BFは3〜5)
  • ローズマリー・シネオール(BFは1〜2)

にするとします。

ボディ用のトリートメントの最大濃度は3%なのですが、今回は少し2%の濃度でトリートメントオイルを作っていきます。

①作るものに対しての精油の量を計算

<植物オイル50mlに2%の濃度で作る場合>

植物オイル50mlに対しての2%の濃度ということは、

50ml × 2%(0.02)=1ml

なので、50mlのオイルに対して、1mlまで精油を入れることが可能です!

②精油の量(ml)に対して何滴入れられるのか計算

①の計算で、「1ml入れられる」というということがわかりましたので、次に滴数を出していきます。

精油は1滴が0.05ccなので、

1ml ÷ 0.05cc = 20滴

となります。

③自分の好きな精油を滴数分入れる

50mlの植物オイルに対して2%濃度のオイルに入れられる滴数が20滴という計算ができたので、あとはトータル20滴になるように精油を入れていきます。

森江帆乃香
ほのか先生

BF(ブレンドファクター)の数値が低いものは香りも強いので、バランスを考えながら調整してみてください♪

  • ラベンダーアングスティフォリア(BFは6〜7)
  • オレンジ・スイート(BFは3〜5)
  • ローズマリー・シネオール(BFは1〜2)

ちなみに上記の精油だと、ラベンダーアングスティフォリアはBFが6〜7と、香りが弱めなので、ラベンダーの香りを強くされたい方は、その他の精油の量を少なめにするといいですね。

まとめ

精油は、自分の好きな香りで使い分けたり、効能や症状に合わせてブレンドしていくのもとても面白いです。ぜひ色んな精油をブレンドして、自分だけのお好みのブレンド滴数を見つけてみてくださいね!

 

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