アロマクラフトの基本/手作りに必要な道具と素材とは

アロマクラフトに必要な道具 アロマの使い方
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ほのか先生
ほのか先生

潜在意識アロマ®開発者 森江帆乃香(Honoka Morie)です。

こちらの記事では、

  • アロマクラフトに必要な道具・素材

について、具体的にお伝えしていきます。

▼参考動画▼

森江帆乃香
ほのか先生

素材について知ることでアロマセラピーの楽しみが広がりますよ♪

自分の肌質や、使用する用途に応じて選べるよう、種類・特性を把握しておきましょう。

使用する基本的な用具

アロマクラフトで使う基本的な用具は以下の通りです。

<洗面器>
手浴・足浴・湿布を作る際に使用します。
プラスチック製のものは、精油によって材質が変化する可能性もあるため、ホーロー製のものがオススメです。
<タオル>
沐浴・湿布・フェイシャルスチームなどの際に使用します。
<小皿>
クレイパックなどを作る際にあると便利です。
<はかり>
材料を量る際に使用します。できれば1g単位で量ることのできるデジタルタイプがオススメです。
<遮光性保存容器>
手作りしたものは紫外線などの影響を受けやすいので、色のついた遮光性のある保存容器を使用します。
<耐熱ガラスビーカー>
精油と素材を混ぜるときや、材料を量る際に使用する目盛り付きのビーカーです。
<耐熱ガラス棒>
精油や素材を混ぜるときに使用します。ミツロウクリームなどを作る際に湯煎にかけることがあるので、準備しておくと便利です。
<温度計>
湯煎をする際、お湯の温度を測るのに使用します。
<鍋>
ミツロウなどを湯煎にかけて溶かす際に使用します。
<陶器マグカップ>
お湯に精油を垂らして芳香浴や吸入法をする際に使用します。間違えて飲んでしまわないためにも、アロマセラピー専用のカップを決めておくほうがいいかもしれません。
<計量スプーン>
材料を量るときに使用します。
<スパチュラ(ヘラ)>
材料を混ぜる際に使用します。特にクレイパックやクリームなどを保存容器に移し替えたり、お肌に使用する際にとても便利です。
<ラベル用シール>
手作りしたものに貼るためのシールです。アイテム名、作製日などを記入しておくことで、使用期間の目安にすることもできます。

用具の選び方とお手入れのコツ

主に、アロマで使用する用具は、湯煎などに対応できる耐熱性のものを選んでおくと便利です。

生徒
ゆかさん

なぜ湯煎に対応するものを選んだ方がいいのですか?

森江帆乃香
ほのか先生

精油によっては、プラスチックを溶かしたり、材質を変化させてしまうものがあるからですね!

お手入れの方法としては、

  1. 中性洗剤でよく洗う
  2. しっかり乾燥させた後で保管する

という2点です。

保管容器、ビーカー、耐熱ガラス棒などは煮沸消毒または、アルコール消毒をしておくとより清潔です。

森江帆乃香
ほのか先生

ディフューザーなどは取扱説明書に準じてお手入れするようにしてください。

アロマクラフトで使用する素材の種類

アロマクラフトで使用する「素材」について解説していきます。

水性の素材

水性の素材には以下のようなものがあります。

ハーブウォーター(芳香蒸留水)

ハーブウォーター(芳香蒸留水)とは、水蒸気蒸留法(高温の水蒸気で植物の成分を抽出する方法)で抽出された水溶液のことです。

森江帆乃香
ほのか先生

ハーブウォーター以外にも、フローラルウォータや、アロマウォーター、ハイドロゾル、と呼ばれたりもします。

わずかに水溶性の香り成分などが溶け出して、ほのかに香るのが特徴です。

精油よりも気軽に使用することができる芳香蒸留水はそのままスプレーボトルに入れて使用することも可能です。

▼ハーブウォーター(芳香蒸留水)の主な種類▼

  1. カモミールウォーター
  2. ペパーミントウォーター
  3. ネロリ(オレンジフラワー)ウォーター
  4. ラベンダーウォーター
  5. ローズウォーター
  6. ローズマリーウォーター
  7. レモングラスウォーター

エタノール

精油を使ったスプレーなどを作る際に、よく使用されるのがエタノールです。

あらかじめ精油とエタノールを混ぜておくことで、水分とアロマオイル(精油またはエッセンシャルオイル)の油分を混ざりやすくなります。

グリセリン

グリセリンはアルコールの一種で、無色透明のややとろみのある液体です。

森江帆乃香
ほのか先生

グリセリンは水に溶けやすい性質を持っていて、保湿成分として化粧水・クリームなどによく使用されています♪

グリセリンには

  • 植物性グリセリン
  • 合成グリセリン

の2種類があるのですが、化粧品で使用されているグリセリンは植物性グリセリンが主流です。

水といっても

  • 精製水
  • 蒸留水
  • 飲料水
  • 水道水

など様々な種類があります。

生徒
ゆかさん

水だったら水道水でも問題ないのですか?

森江帆乃香
ほのか先生

アロマクラフトでは主に、不純物などを取り除いた「精製水」「蒸留水」を使用することが多いですね。

その他の素材

精油を使って、クリームやパックなどを手作りする際に必要な素材はこちらです。

重曹

重曹(炭酸水素ナトリウム・重炭酸ナトリウム)は「無臭・白色の粉末」です。

食塩を電気分解して、そこに二酸化炭素を入れてつくられています。

重曹には以下の3つのグレードがあります。

  • 医薬品
  • 食用
  • 工業用
森江帆乃香
ほのか先生

重曹は弱アルカリ性で、肌を滑らかに整える作用や、お湯の感触をやわらかくする効果があるため、医療品グレードのものを入浴剤などに使用します♪

その他にも掃除消臭剤としても幅広く活用できる素材です。

シアバター

シアーバターとは、アカテツ科のシアーバターノキの種子の胚から採れる「バター状の油脂」です。

現地では古くからやけど、筋肉痛、赤ちゃんの肌の乾燥防止などに使われてきました。

森江帆乃香
ほのか先生

保湿力がとても高いので、「保湿の王様」とも言われていますね♪

皮膚に浸透しやすく、蒸発しにくいのがシアーバターの特徴です。

天然塩

精製されていない天然塩はミネラルが豊富です。

発汗作用が期待できるため、バスソルトとして使用されます。

お風呂に入れることでミネラル成分が溶け出して、肌から吸収されます。

天然塩には

  • ヒマラヤ岩塩
  • 死海の塩(デッドシーソルト)
  • エプソムソルト

など様々で、塩の種類によって効能も違ってきますので、目的に合わせて選ぶのも楽しみの一つです。

生徒
ゆかさん

塩にもいろんな種類があるんですね!

森江帆乃香
ほのか先生

ちなみにバスソルト用の塩は天然塩でなく、市販の粗塩でも代用ができますよ♪

クレイ

クレイとは「粘土」のことで、最大の魅力はその「吸着力」にあります。

美容などが目的で私たちが手にできるクレイは、分かりやすいよう「商品名」として色分けされています。

  • ホワイトクレイ(刺激低め)
  • ピンククレイ (刺激低め)
  • ローズクレイ (刺激やや高め)
  • ベージュクレイ(刺激やや高め)
  • イエロークレイ(刺激やや高め)
  • レッドクレイ (刺激高め)
  • グリーンクレイ(刺激高め)
  • ブルークレイ (刺激高め)
森江帆乃香
ほのか先生

クレイ初心者の方は、刺激が低めで、吸着作用が穏やかなホワイトクレイや、ピンククレイから試してみるといいかもしれませんね♪

ハチミツ

ハチミツは、ミツバチが花の蜜を集め、巣の中で貯蔵する過程で生成されたものです。

保湿作用や、抗炎症作用が高いため、パックやクリームなどの材料として使用されています。

はちみつの主成分である糖類は、吸湿性の高い成分のため、空気中から水分を吸い取り、保有する働きがあります。

森江帆乃香
ほのか先生

保湿力の高いはちみつが肌に浸透することで、肌が水分を保ちやすくなり、肌の乾燥を防いでくれますよ♪

ミツロウ

ミツロウはミツバチが巣を作るときに分泌する動物ロウ(動物性ワックス)です。

ミツロウには

  • 精製タイプ(色・香りを取り除いたもの)
  • 未精製タイプ

があり、抗菌作用や、保湿作用があります。

森江帆乃香
ほのか先生

ミツロウは熱を加えるとやわらかくなり、冷えると固まる性質があるため、クリームなどに使用されることが多い素材です。

素材を使う理由と目的

精油(エッセンシャルオイル)は、

  • 植物の花
  • 果皮
  • 果実
  • 心材
  • 種子
  • 樹皮
  • 樹脂

などから香り成分を取り出した、濃縮されたエッセンスです。

そのため、そのまま使用するには刺激が強いため、さまざまな素材と混ぜて利用する必要があります。

森江帆乃香
ほのか先生

精油は「油」とは馴染みやすいのですが、「水」に溶けにくい性質を持っています。

アロマスプレーなどを作る際には、「精油」と「水」がなじみやすくするために「エタノール」などを使用することもあります。

精油を「安全」に楽しむためには素材の選び方もポイントになってきますね。

まとめ

素材の特徴を理解することで、もっとアロマクラフトを楽しんでいただけます。ぜひ、自分の好きな香りでオリジナルの手作りコスメや、バスタイムを楽しんでみてくださいね^^

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