【生理痛・月経不順・PMS・更年期】に効果的な精油とレシピ

生理痛・月経不順・PMS・更年期レシピ アロマの実践方法
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こんにちは!

森江帆乃香
ほのか先生

潜在意識アロマ®開発者 森江帆乃香(Honoka Morie)です。

こちらの記事では、

  • 生理痛・月経不順・更年期・PMS時に使える精油の種類
  • 症状別ケアレシピの作り方

などについて、具体的にご紹介していきます。

生理痛・月経不順・更年期・PMS…これ、本当に辛いですよね。

いつものことだから仕方がないと諦めてはいませんか?

生徒
ゆかさん

痛みがひどい時なんかは鎮痛剤が手放せません…

森江帆乃香
ほのか先生

生理痛・月経不順・更年期・PMSには様々な症状がありますが、症状が原因で日常生活にも支障が出てくるとなると、できるだけ早く対処しておきたいですね。

特に鎮痛薬は、生理痛の原因を根本から解決するものではないため、以前よりも鎮痛薬を飲む錠数や日数が増えている…といった話もよく耳にします。

そんな、生理痛・月経不順・更年期・PMSなどの症状に悩む方向けのおすすめの精油とレシピについて、わかりやすくご紹介していきます。

生理痛・月経不順・更年期・PMS症状別オススメの精油

それでは、【生理痛・月経不順・更年期・PMS】の時に効果のある精油をそれぞれご紹介していきます。

生理痛の時にオススメの精油

まずは、生理痛がひどい方にオススメの精油は以下の通りです。

生理痛オススメ精油

これらの精油はどれも生理痛がひどい時にオススメの精油です。

<月経量の多い方に向いている精油>

  • ゼラニウム
  • ローズ

<通常量の方に向いている精油>

  • イランイラン
  • カモミールローマン
  • ネロリ

<月経量が少ない方に向いている精油>

  • クラリセージ※1
  • ラベンダーアングスティフォリア
  • マージョラム
  • ローズマリーカンファー※2

※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。
※2:神経毒性があるため、乳幼児、授乳中、妊娠中の女性、てんかんや発作の危険性がある人、神経系等の弱いご年配の方には使用できません。

このように、精油の中でも月経量に合わせて精油を変えてみるのもいいかもしれません。

森江帆乃香
ほのか先生

少しずつ試しながら、自分に合った精油を見つけてみてくださいね!

月経不順・無月経時にオススメの精油

月経不順や、無月経時にオススメの精油は以下の通りです。

無月経にオススメの精油

イランイラン、カモミールローマン、サイプレス※1、クラリセージ※1、ゼラニウム、ラベンダーアングスティフォリア、ローズ、パルマローザ※3、マージョラム、レモングラス※4

これらの精油にはホルモンバランス調整、加温などの作用があります。

※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。
※3:子宮収縮作用があるため、妊娠中は使用できません
※4:光毒性があるため、塗布した肌を直射日光に当てるとシミになる可能性があります。(肌への使用は夜がオススメです)

  • 生理不順(月経不整)
  • 月経がたまにしかこない(稀発月経)
  • 月経あるいは月経のような出血がしょっちゅうある(頻発月経)
  • 月経が90日以上こない(無月経)

毎月、「今月はいつくるんだろう…」「この出血は異常なの?ただの生理なの?」と悩むのもストレスになりますよね。

森江帆乃香
ほのか先生

症状が続いている方は、まず一度病院に行って相談してみましょう。

生理前症候群(PMS)にオススメの精油

生理前症候群(PMS)時にオススメの精油は以下の通りです。

生理前症候群にオススメの精油

イランイラン、カモミールローマン、グレープフルーツ※4、メリッサ、ローズウッド、パルマローザ※3、ライム※4、ゼラニウム、ローズ、サイプレス※1、クラリセージ※1、ラベンダーアングスティフォリア、マージョラム

これらの精油にはホルモンバランス調整、多幸、精神強壮などの作用があります。

※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。
※3:子宮収縮作用があるため、妊娠中は使用できません
※4:光毒性があるため、塗布した肌を直射日光に当てるとシミになる可能性があります。(肌への使用は夜がオススメです)

月経前になると

  • むくみ
  • 食欲増加
  • 頭痛
  • 胸の張り
  • 便秘
  • 下痢
  • 肌荒れ
  • イライラしてしまう
  • 涙もろくなる

など、肉体的にも精神的にも影響が出る場合もあります。

森江帆乃香
ほのか先生

これらの精油も、自分の月経量に合わせて変えていくといいですね!

更年期にオススメの精油

更年期の症状のある時にオススメの精油は以下の通りです。

更年期にオススメの精油2

イランイラン、クラリセージ※1、ジャスミン、フランキンセンス、ベルガモット※4、ミルラ、メリッサ、カモミールローマン、ジュニパー、ペパーミント※2、マージョラム、ラベンダーアングスティフォリア、ローズ、レモン※4、グレープフルーツ※4、オレンジ、マンダリン、ライム※4、ユズ、クロモジ、ニオイコブシ

これらの精油はエストロゲン様、子宮強壮、ホルモンバランス調整、鎮静、多幸、精神強壮の作用があります。

※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。
※2:神経毒性があるため、乳幼児、授乳中、妊娠中の女性、てんかんや発作の危険性がある人、神経系等の弱いご年配の方には使用できません。
※4:光毒性があるため、塗布した肌を直射日光に当てるとシミになる可能性があります。(肌への使用は夜がオススメです)

加齢とともに心配になってくるのが更年期障害。症状の人それぞれで

  • のぼせ・ほてり・発汗
  • 肩こり
  • 疲れやすい
  • 頭痛
  • 腹痛・腰痛
  • 不眠
  • イライラ
  • 動悸・息切れ
  • うつ状態・不安感
  • めまい

など、主に女性ホルモンの分泌が低下することで上記のような症状が出てきます。

森江帆乃香
ほのか先生

人によっては症状が全くない方、症状の重い方など人ぞれぞれあります。

「もしかしたら更年期の症状かな」と思われた時は上記のオイルでケアを試してみるのも一つです。

症状別のレシピを始める際は、用法・容量を守り、安全にアロマレシピを試していきましょう。

精油を使ったケアの方法とレシピ

それでは、症状別のケアの方法とレシピを紹介していきます。

生理痛の時のケアとレシピ

生理痛がある時のオススメのケアは以下の通りです。

  1. 原液塗布
  2. オイルトリートメント
  3. 簡単フットバス

一つずつ解説していきます。

原液塗布

生理痛がある時のケアのひとつが、「ラベンダーアングスティフォリアの原液を1滴塗布する」です。

基本的に精油をそのまま原液を塗布することはNGとされていますが、実は、ラベンダーとティートリーの精油は例外的に原液を肌につけることができると言われています。
(とはいえ、お肌の弱い方は控えておきましょう)

やり方は簡単で、痛みのひどい下腹部にラベンダーの原液を1滴塗布するだけです。

森江帆乃香
ほのか先生

個人差はありますが、痛みが軽減することがありますので、ぜひ試してみてください。

オイルトリートメント

生理痛の時に使えるオイルトリートメントのレシピをご紹介します。

<必要な材料>
・小皿
・植物オイル5ml(1回分)
・イランイラン1滴
・オレンジ1滴
森江帆乃香
ほのか先生

仙骨や腰回り、下腹部などを優しくマッサージしてみましょう!

マッサージ後は、ホットタオルで体を温めるのもオススメです。

簡単フットバス

生理痛の時に使える簡単フットバスのレシピをご紹介します。

<必要な材料>
・フットバス(バケツや洗面器でもOK)
・ラベンダーアングスティフォリア3滴
森江帆乃香
ほのか先生

お湯の温度は少し高めにしておきましょう♩

フットバス用のオイルが完成したら、お湯に精油を垂らして使いましょう。

月経の時は体が冷えを感じやすいため、体を温めることが大切です。

足元から温めることで、下腹部周辺も温まってきます。体を温めることでリラックスができるので、子宮の収縮が弱くなり、月経痛をやわらげる効果があります。 

月経不順・無月経時のケアとレシピ

月経不順・無月経の時のオススメのケアは以下の通りです。

  1. オイルトリートメント
  2. 精油ブレンド(芳香浴・吸入・手浴・足浴)
  3. バスオイル

一つずつ解説していきます。

オイルトリートメント

月経不順・無月経の時に使えるオイルトリートメント用レシピを2つご紹介します。

■月経不順用レシピ
<必要な材料>
・植物オイル30ml
・ゼラニウム5滴
・パルマローザ3滴(※3)
・マージョラム2滴

■無月経用レシピ
<必要な材料>
・植物オイル30ml
・クラリセージ2滴(※1)
・パルマローザ4滴(※3)
※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。
※3:子宮収縮作用があるため、妊娠中は使用できません
これらを遮光ビンに入れてブレンドします。
森江帆乃香
ほのか先生

これらを痛みのある腹部、そして足などのマッサージに使ってみましょう。

不安な気持ちをいい香りでリラックスしながら、セルフケアすることで、心と身体を整えていきましょう。

精油ブレンド(芳香浴・吸入・手浴・足浴)

月経不順・無月経の時に、芳香浴・吸入・手浴・足浴に使える精油ブレンドをご紹介します。

<必要な材料>
・イランイラン6滴
・サイプレス10滴(※1)
・ミルラ4滴

※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。

これらを遮光ビンに入れてブレンドします。

森江帆乃香
ほのか先生

上記のレシピは精油のみなので、使用するときは希釈しましょう。

これらの精油はホルモンバランスを整えてくれる効果があります。

精油をブレンドして作り置きしておけば、芳香浴・吸入・手浴・足浴をいつでも行うことができますので、ぜひ試してみてください。

バスオイル

月経不順・無月経の時に使えるバスオイルのレシピをご紹介します。

・バスオイル5ml(1回分)
以下のA~Cお好きな精油を混ぜて作ります。

(A)ラベンダーアングスティフォリア2滴+オレンジ3滴
(B)カモミール・ローマン3滴+サイプレス2滴(※1
(C)パルマローザ2滴(※3)+ゼラニウム2滴

※1:ホルモン様作用があるため、ホルモン依存型、ガン疾患、乳腺症、子宮筋腫、妊娠中等は使用はできません。
※3:子宮収縮作用があるため、妊娠中は使用できません

森江帆乃香
ほのか先生

その日の気分によって香りを変えてみるのもいいかもしれませんね

お風呂で体も温まり、バスオイルの香りと効果でリラックスできて一石二鳥ですね^^

生理前症候群(PMS)時のケアとレシピ

生理前症候群(PMS)の時のオススメのケアは以下の通りです。

  1. トリートメントオイル
  2. ロールオン(塗布用)

一つずつ解説していきます。

オイルトリートメント

生理前症候群(PMS)の時に使えるオイルトリートメント用レシピをご紹介します。

<必要な材料>
・植物オイル5ml(1回分)
・ベルガモット2滴(※4)
・カモミールローマン1滴

※4:光毒性があるため、塗布した肌を直射日光に当てるとシミになる可能性があります。(肌への使用は夜がオススメです)

生理前になるとワケもなくイライラしたり、涙が出たりしてしまう方も多くいらっしゃいます。

そんな時にこのオイルでセルフトリートメントをしてみましょう。

森江帆乃香
ほのか先生

胸のあたりにオイルをたっぷり浸透させて、深く深呼吸してみましょう。

ロールオン(塗布用)

生理前症候群(PMS)の時に使えるロールオン用レシピをご紹介します。

ロールオンとは、細長い容器に入った肌に直接塗れるアロマオイルのことで、コロコロと、好きな場所に塗れるのが特徴です。

ロールオン①
<必要な材料>
・植物オイル4.5ml
・ローズ1滴(またはゼラニウム)(※8)
・イランイラン1滴

※8:ローズアブソリュートは使用しないようにしてください。有機溶剤残留の可能性があるため、皮膚刺激がある可能性があります。皮膚に使用する際はローズオットーを使用するようにしましょう。

ロールオン②
<必要な材料>
・植物オイル4.5ml
・ペパーミント1滴(※2)
・ラベンダーアングスティフォリア1滴

※2:神経毒性があるため、乳幼児、授乳中、妊娠中の女性、てんかんや発作の危険性がある人、神経系等の弱いご年配の方には使用できません。

これらのレシピは痛みを和らげる鎮痛作用のある精油のブレンドです。

森江帆乃香
ほのか先生

痛みのある部分に直接塗布しましょう。

生理前症候群(PMS)の症状以外での頭痛や腹痛などにも対応できるので、作ったロールオンをバッグに1つ入れておくと安心ですね。

更年期のケアとレシピ

更年期の症状がある時にオススメのケアは以下の通りです。

  1. オイルトリートメント
  2. 精油ブレンド

一つずつ解説していきます。

オイルトリートメント

更年期の症状がある時にオススメのオイルトリートメントレシピをご紹介します。

ホットフラッシュ時に
オイルトリートメント
<必要な材料>
・植物オイル30ml
・ゼラニウム4滴
・クラリセージ2滴(※2)
・ライム2滴(※4)

情緒不安定な時に
オイルトリートメント
<必要な材料>
・植物オイル30ml
・ベルガモット4滴(※4)
・ローズ2滴(※8)
・ローズマリーカンファー1滴(※2)

※2:神経毒性があるため、乳幼児、授乳中、妊娠中の女性、てんかんや発作の危険性がある人、神経系等の弱いご年配の方には使用できません。
※4:光毒性があるため、塗布した肌を直射日光に当てるとシミになる可能性があります。(肌への使用は夜がオススメです)
※8:ローズアブソリュートは使用しないようにしてください。有機溶剤残留の可能性があるため、皮膚刺激がある可能性があります。皮膚に使用する際はローズオットーを使用するようにしましょう。

これらを遮光ビンに入れてブレンドします。

  • のぼせ・ほてり・発汗
  • 肩こり
  • 疲れやすい
  • 頭痛
  • 腹痛・腰痛
  • 不眠
  • イライラ
  • 動悸・息切れ
  • うつ状態・不安感
  • めまい

など、更年期独特の症状に悩まされている方は、これらのオイルを活用してみましょう。

①のオイルは汗が止まらない時などのホットフラッシュ症状の時などにフェイシャルトリートメントとして使うのが効果的です。

②のオイルは心が沈んでしまった時や情緒不安定な時などに、胸のあたりや下腹部などを優しくマッサージするのに効果的なオイルです。

森江帆乃香
ほのか先生

朝と晩にお腹や腰(仙骨)のあたりに塗ってケアしてみましょう。

精油ブレンド

更年期の症状がある時にオススメの精油ブレンドレシピをご紹介します。

<必要な材料>
・遮光ビン(5ml)
・ゼラニウム10滴
・クラリセージ5滴(※2)
・フランキンセンス5滴

※2:神経毒性があるため、乳幼児、授乳中、妊娠中の女性、てんかんや発作の危険性がある人、神経系等の弱いご年配の方には使用できません。

外出先や、仕事中などに更年期の症状(ホットフラッシュ)が突然襲ってきた時など、ティッシュに精油を垂らし、大きく深呼吸することで症状が緩和される効果があります。

上記の分量で約10〜20回分ほど使えます。

森江帆乃香
ほのか先生

一度作っておくと、カバンの中に入れて持ち運びもできるので安心ですね。

まとめ

精油の中には卵胞ホルモン(エストロゲン)に似た作用のある精油がたくさんあります。

生理痛・月経不順・更年期・生理前症候群(PMS)で悩まされている方は、これらのホルモンバランスを調整してくれる作用のある精油が効果的ですので、ぜひ取り入れてみてくださいね。

 

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